ありがとうございます。
次回14回朗読カフェ公演 お楽しみに

朗読カフェについて
放送表現の歴史
朗読、声優、ナレーション、アナウンス・・進化したAIの登場によって音声表現者の世界は大きく変わろうとしています。
すでに、文体文脈を無視した人間の音読より、遙かにナチュラルで安心して聞けるようになっています。
今や大きなビジネスとなった音声合成AIは研究がさらに進み、我々実演家も囲碁や将棋の世界のようにAIの音読を参考にする時代が来ていると思います。
放送開始時ラジオの時代
放送に於ける音声表現は放送機材、受信環境の進化と共に変化してきました。初期はマイクや放送環境などが今とは比べものにならないほど貧弱で、受信するラジオも感度が悪い事を想定し、一音一音、音節を明瞭に発音することが求められました。文の繋がりより単語を正確な共通語アクセントではっきりぶつ切りで表現した時代でした。マイクの感度が今とは違うので、張った良い声が必要でした。
放送機材の進化とアクセント辞典の改訂
やがて放送機材の改良と共に表現も文体に添った自然なものになっていきました。
そして、10年近く前にNHKアクセント辞典が改訂されました。単に表記が変わっただけでなく、NHKアクセント辞典での語彙のアクセントの捉え方が根本から変わったのです。語彙の識別は下降の有無だけで、上昇は句の始まりを表す、さらに、話者の意図や態度、感情などがその上昇度に現れる等、川上秦氏の日本語アクセント論集に署された音韻理論が反映されたものとなったのです。
NHKのアナウンスはもちろんのこと、最新のAIの音声合成にもこの音韻理論が導入されていると思います。
旧来の教育を受けてしまった人の悲劇
旧NHKアクセント辞典を丸呑みして2段階アクセントが身についてしまった人、特に地方出身の真面目な人ほど、今苦労しています。共通語は東京方言が元になっているので、東京育ちあるいは東京近郊で過ごした人は、比較的すぐ対応できますが、それ以外の人が、必死に習得したものを変えるのには数倍の時間がかかります。ですが、無理矢理共通語アクセントにしなくてもそれぞれ身についた言葉のアクセントで朗読するのも有効と考えています。
今後の音声表現
書き言葉の音声化に関しては、AIにお任せして、文字言語情報プラス音声でしか伝えられない情報、発話の意図、相手との関係性、態度、反応、感情等の表現を磨いていきたいと思います。
マイクの歴史

皆さん有り難うございます!
自宅録音ご案内のページを更新しました。
参加したいけれど録音が不安!自信がない!
そんな方の参考になればと思います。
マスターの綴るメルマガはこちらからお申し込み下さい。このところ不定期
宮沢賢治作品
お母さんと一緒に
注文の多い料理店 序
注文の多い料理店
セロ弾きのゴーシュ
貝の火
狼の森と笊森、盗人森
よくきく薬とえらい薬
車
鳥をとるやなぎ
二人の役人
どんぐりと山猫
しみじみと
よだかの星
なめとこやまのくま
土神と狐
オツベルと像
面白いけど・・
革トランク
税務署長の冒険
北守将軍と三人兄弟の医者
紫紺染について
とっこべとら子
カイロ団長
洞熊学校を卒業した3人
猫の事務所
夢の世界へ
銀河鉄道の夜
氷河鼠の毛皮
雪渡り
山男の4月
ガドルフの百合
床屋
月夜のけだもの
動物が主役
ツェねずみ
ありときのこ
蜘蛛となめくじと狸
植物のお話し
チュウリップの幻術
めくらぶどうと虹
まなづるとダァリア
おきなぐさ
鳥をとるやなぎ
ガドルフの百合

朗読者募集
朗読カフェでは、録音会参加者募集しています。

朗読作品大募集
「朗読される」作品大募集!自作の詩、小説、自分史、ドラマ等、朗読作品として公開していただける作品大募集!文字で読んだ作品も朗読してみるとまた新たな魅力に出会います。
芥川龍之介「トロッコ」
夢十夜第十夜
宮沢賢治「ざしき童子のはなし」
芥川龍之介「蜜柑」
夢十夜第二夜
新美南吉「花のき村と盗人たち」
夢十夜第三夜
小川未明「からすとかがし」
夢十夜第九夜
夢十夜第七夜
銀河鉄道の夜
夢十夜第四夜
更新順です
2023-05-17